2014年3月16日日曜日

広島東照宮を訪ねて(5) 原爆慰霊碑・原爆65周年追悼碑

 広島東照宮の参道に原爆慰霊碑や原爆65周年追憶碑があります。原爆投下後たくさんの被爆者が避難してきて、東照宮境内南下に臨時救護所が設けられました。境内に湧き出る清水を飲み亡くなった方がたくさんあったそうです。そのことからこの地に慰霊碑が建てられています。また原爆65周年追憶碑は広島の生んだ作詩家、作家、俳人の原 民喜の原爆の様子を書いたメモの一節が刻まれています。


原爆慰霊碑(原爆投下後たくさんの人々が東照宮に避難してきた。境内の清水を飲み息絶えた人も多数あった。)

原爆65周年追憶碑(原 民喜も被爆後8月7日にこの地を訪れ境内の避難所で一夜を過ごし、その様子をメモし、後日それをもとに「夏の花」を執筆した。原 民喜のメモの一節が当時の秋葉市長の揮毫で刻まれている。)

 慶安元年の創設以来、広島の街の幾多の変遷を見てきた東照宮唐門から再開発が進む二葉の里・広島駅・市街地を望む。原 民喜が見た原爆の惨状が再び繰り返されることなく、平和都市広島としてますます発展してほしいものだ。

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