2015年8月9日日曜日

安芸高田市甲田町甲立 五龍城跡を訪ねて(2)

 宍戸司箭神社には苔むした狛犬がいました。あまり大きいものではありませんが、とてもいい彫です。文化11年(1814年)に奉納されたもので、尾道石工の名前があります。神社の脇を通って城山に登ります。神社のすぐ裏の岩山が物見の段になっています。ここから尼子軍を見張っていたのでしょう。少し進むと両側が切り立った崖になっている道を通ります。なるほど、どんな大軍も攻めきれなかったはずです。一位の段というかなり広い平坦部、二の丸、三の丸跡を通って本丸跡に着きました。ここには石段も残されています。少し道をそれると釣井の段があり、井戸も残されていました。
宍戸司箭神社狛犬(文化11年 奉納 尾道石工制作)

物見の段

登山道の両側は切り立った崖

一位の段(二つの祠が建っていた)

二の丸跡

三の丸跡

本丸跡

石垣が残っている

釣井の段

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