歴史さんぽ
2015年7月29日水曜日
地御前神社を訪ねて(3)
嚴島圖會には地御前神社社殿を少し東に行った場所の絵図もあります。当時はこの辺りも地御前神社の境内だったようです。そこには釈迦堂や大歳神社が描かれています。行ってみると大歳神社は絵図の通りの位置にありました。天保9年(1838年)に奉納された狛犬がいました。「嚴島圖會」が刊行された2年後に奉納されたので絵図には描かれていません。釈迦堂の位置が違うようです。どうも御旅所や釈迦堂があった位置に地御前小学校が建ち、現在地に移築されたようです。地御前小学校の敷地の道路に面したところに大イチョウが立っています。上の方は折れていますが大きな幹です。廿日市市の天然記念物に指定されています。樹齢何年位でしょうか。絵図にもこの位置に大きな木が立っていますからこの木でしょうか。地御前小学校の東端に小林千古生誕の地碑がありました。小林千古(1870~1911)は明治中期にいち早く海外に学んだ画家です。
地御前社絵図(嚴島圖會より)
釈迦堂
大歳神社
大歳神社狛犬(天保九年奉納)
廿日市市天然記念物の大イチョウ(地御前小学校敷地内)
小林千古生誕の地碑
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