2014年6月22日日曜日

京都を訪ねて 高雄・槇尾・栂尾 三尾を巡る 神護寺(3)

   神護寺金堂では本尊の薬師如来立像や十二神将、四天王などたくさんの仏像を拝観することができました。仏像は撮影禁止です。お寺の方に聞くと、十二神将は十二支になっていて、∞の形に並んでいることや、2体だけ後に補われたものがあることなど丁寧に教えてくださいました。有名な源頼朝像の絵の模写もありました。あの絵は神護寺のものだったのですね。初めて知りました。  金堂の横に回り石段を上ると、多宝塔があります。弘法大師が自ら掘られたという閼伽井(あかい)を巡り、地蔵院にいくとかわらけ投げをやっていました。厄除と刻印してある、かわらけを谷に向かって投げると厄が落ちるそうです。2枚で100円です。売っている人によく飛ぶ投げ方を聞くと、親切に実演して見せてくださいました。やってみると、肩に力が入り、近くに落ちてしまいました。残念がっていると、別の投げ方を教えてくださりもう1枚サービスしてくださいました。今度は遠くまで飛んでいきました。すっきりしました。今日の目的達成です。上ってきた石段を下りていると硯石がありました。弘法大師がこの石を硯にして対岸に立てかけた額に向かって投げ「金剛定寺」の4文字を書いたということです。
神護寺金堂

神護寺多宝塔

閼伽井(空海が灌頂の浄水として使用するために自ら掘ったと伝えられる井戸)

かわらけを投げる谷(この谷に向かってできるだけ遠くにかわらけを投げると、厄が落ちるらしい。やってみるとなかなか難しい。

硯石(空海はこの石を硯として、対岸に立てかけた額に向かって投げ「金剛定寺」の文字を書いたという。

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