2014年9月16日火曜日

対馬・壱岐を訪ねて(1) 対馬

 9月12日~13日一泊二日で壱岐・対馬を訪れました。壱岐・対馬は司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズや民俗学者宮本常一の著作を読み是非行ってみたかった所です。短い滞在でしたが二つの島の違いや歴史などを感じることができる旅でした。博多港からジェットフォイル「ヴィーナス」で対馬厳原港に向かいます。少し曇っていましたが比較的波は穏やかで、快適な船旅でした。対馬の厳原港に着いた私たち旅行団一行は観光バスに乗り、わずか2時間の対馬観光です。まず向かったのは上見原公園です。そこからは溺れ谷やリアス式の入り組んだ湾の様子が手に取るように見えました。また韓国の山々の姿がかすかに見えました。展望台の南には兵舎跡がありその一角に平和の碑がありました。遠く国境の島に国を守るために来て、故郷に帰ることができなかった兵士を追悼する碑です。碑の横にある説明文の「ああ永遠の平和え」という言葉が胸に浸みました。更に南に進むと日露戦争前(明治34~35年)に築かれた堡塁跡もあるそうです。
ジェットフォイル 「ヴィーナス」でいよいよ対馬へ出発

対馬厳原港に到着(港のすぐ後ろに山が迫っている)

上見坂公園(標高358m対馬の地形や遠く韓国の山まで見渡せる)

上見坂公園展望台からの展望(溺れ谷やリアス式海岸を見ることができた。うっすらと韓国の山々も)

上見坂公園の背後は兵舎跡があり、平和の碑が建っていた(遠く国境の地で故郷に帰れなかった兵士たちはどんなにか帰りたかったことでしょう)

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