2015年4月6日月曜日

萩往還を歩く(1) 涙松~大屋刑場跡

 萩往還は、萩から防府市までの約53㎞の道です。毛利氏が慶長9年(1604年)萩城築城後、江戸への参勤交代での御成道として開かれました。吉田松陰もこの道を通って江戸に送られました。4月5日、この道を是非たどってみたいと、萩往還ウォーキングツアーに参加しました。今回は涙松から明木市(あきらぎいち)まで歩きます。萩往還梅林園でバスを降りた時には先ほどまで降っていた雨は止み、寒くもなく暑くもなく、絶好のウォーキング日和となりました。最初に訪ねたのは涙松です。萩が見えるのはここが最後、松並木の間に見え隠れする萩の町を見て涙することから名付けられたようです。吉田松陰が安政の大獄で罪人として江戸に送られるとき「かえらじと思いさだめし旅なれば 一人ぬるる涙松かな」と詠んで有名になった所です。残念ながら今は松はありません。ここから防府方面に向かい途中悴坂(かせがざか)一里塚跡や大屋刑場跡にある栗山孝庵女刑死体腑分けの跡碑など現地ガイドさんの分かりやすい説明を聞きながら歩きます。



涙松(萩が見えるのはここが最後、松並木の間に見え隠れする萩の町を見て涙することから名付けられた)

悴坂(かせがざか)一里塚跡

悴坂(丸太の段になっている)

栗山孝庵女刑死体腑分けの跡碑

大屋刑場跡(竹林の中に刑死者供養のための地蔵(首切り地蔵)が安置されている)

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