2017年10月28日土曜日

海田市史跡めぐり(2) 旧千葉家住宅①

 旧千葉家住宅を訪ねました。長い塀を回り門に入ると、蔵の家紋が目に入りました。月星定紋です。家伝によると千葉家は源頼朝と共に平家と戦った中世前期に房総で勢力を誇った武士です。有名な千葉周作とも遠いところではつながっているそうです。安芸の国には永正年間(1504~21)に移りました。大内氏、小早川氏、毛利氏に仕えましたが、武士を辞め江戸時代は広島藩の宿駅業務を務め、酒造業を営み、住宅は本陣や脇本陣に準じる施設として、要人の休泊などにも使われました。庭には平らな石が置いてあります。駕籠を置いた石ではないかということです。井戸がありましたが、これは水がなくて万一の時の抜け穴となっているようです。
千葉家塀

千葉家家紋月星定紋

千葉家玄関

庭にある平たい石(駕籠を置いたのか)

井戸は空井戸で万一の時避難できるよう抜け穴の役目

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