大分県中津市にある福澤諭吉旧居・福澤記念館と中津城を訪ねました。福澤諭吉が16歳の時買って移り住んだ家で19歳までこの家で過ごしたそうです。母屋の裏には諭吉が勉学に励んだという土蔵がありました。福澤記念館では福沢諭吉の遺品などを展示してありました。中津城は黒田孝高が天正16年(1588)に築いたのが始まりです。後に細川氏、小笠原氏、奥平氏と城主が変わっています。昭和39年(1964)に建造された天守には奥平家に伝わる宝物などが展示してありました。天守台には境目があり黒田孝高が築いた石垣と後に細川忠興が増築した石垣の積み方が違うのが見られました。黒田孝高の築いた石垣には古代(7世紀)の城である唐原山城の石が使われているそうです。
福澤諭吉旧居 福澤諭吉が勉学に励んだ土蔵 中津城天守(昭和39年建造) 黒田氏時代の石垣(右)と細川氏時代の石垣(左)