2019年6月30日日曜日

モンゴル紀行(23)ザイサン丘

 夕食後、今回の最後の撮影地ウランバートル市の南にあるザイサン丘にいきました。ここは第二次世界大戦で戦死したロシア兵の慰霊廟ともなっています。ザイサン丘の麓で先ず目に付いたのは第二次世界大戦で使われた戦車のモニュメントです。今まで平和そのもののモンゴルの人たちの生活を見て来ていただけに、いきなり戦車を見て現実に引き戻されたような気がしました。ザイサン丘には麓に建っているビルのエレベーターで途中まで上がり、下が空けて見えるようになっている渡り廊下を渡り、長い階段を上ります。頂上には旧ソ連とモンゴルの友好の歴史が描かれたモザイク壁画があります。頂上からは360度見渡すことができるようになっており、高いビルが並ぶ市街地や、建設が進む新興住宅地を見ることができました。ゲルがビルの近くにありますが、これは地方から来た建設作業員などの住居のようです。ウランバートルに夕日が沈み今回のモンゴル撮影ツアーは終わりました。次の日の朝3時台に起きて帰国の途につきました。興味深いことにたくさん出逢うことが出来た旅だったので随分長編のブログになってしまいました。
第二次世界大戦時に使われた戦車のモニュメント

渡り廊下(下の岩に描いてある恐竜の絵を見る若いカップル)
下の岩にに恐竜の絵が描いてある

ザイサン丘への長い階段

頂上の壁に描かれたソ連とモンゴルの協力の歴史のモザイク画

ザイサン丘から見える高いビルが並ぶウランバートルの市街地

建設が進む新興住宅地(手前のゲルは建設作業員などの住居)

ウランバートル市街地を夕日が照らす
 

2019年6月29日土曜日

モンゴル紀行(22)ガンダン・テグチンレン寺院④ 願いが叶う柱

 観音堂の外に出ると、高い柱が立っており、それを人々が取り巻いています。この柱は社会主義時代に取り除こうとしましたが動かず、残された柱で、願いが叶う柱と言われパワースポットとなっています。柱にさわり時計回りに廻り願い事をすると願いが叶うようです。私もやってみました。たくさんの人に擦られて柱はすべすべでくぼんでいました。モンゴルの人たちはどんなことを願ったのでしょうか。屋根を見ると龍、鳩、鯱、獅子など縁起がいい棟飾りが勢ぞろいしていました。
願いが叶う柱

柱に触って時計回りに廻ると願いが叶う

たくさんの人に擦られてくぼんでいる

屋根の棟飾りは縁起のいいものがずらり

2019年6月28日金曜日

モンゴル紀行(21)ガンダン・テグチンレン寺院③ 観音堂内部

 たくさんの参拝者と一緒に観音堂に入ります。金色に輝く大きな観音像が目の前に立っています。26,5mもあるそうです。お参りすると特に目の病気を治すご利益があるそうです。この仏像は社会主義時代にソ連に創建当時の仏像が持ち去られたため、1996年に新しく造られたものです。観音像の両脇の仏様は、チベット仏教ではどういう仏様でしょうか。向かって右側の仏様は火焔光背を背負っているので不動明王でしょうか。観音堂内を一周するようにマニ車があります。このマニ車を回しながら時計周りに廻ると、ご利益があるということで、参拝者はみんな廻っています。私もマニ車を回しながら廻らせていただきました。窓からマニ車を回す参拝者に光が入ってきれいだったので写真を撮りました。観音堂の出入り口にいた僧侶の写真を撮らせてもらいました。
おおくの参拝者と一緒に観音堂に入る

大きな観音像(26,5m)

向かって左の仏様

向かって右の仏様(不動明王?)

マニ車を回す参拝者

ガンダン寺の僧

2019年6月27日木曜日

モンゴル紀行(20)ガンダン・テグチンレン寺院② 子連れ獅子

 観音堂の前まで来ました。入口前では子連れ獅子が出迎えてくれました。子獅子は頭を押さえられて苦しそうです。隣の建物の前には着色された子連れ獅子がいます。着色するとその表情がひょうきんになります。その向こうの建物の前にも子連れ獅子がいます。
観音堂前子連れ獅子

子獅子は頭を押さえつけられて苦しそう

隣の建物の前には着色子連れ獅子

その隣の建物の前にも子連れ獅子が見える

2019年6月26日水曜日

モンゴル紀行(19)ガンダン・テグチンレン寺院①

 午後やっとウランバートルに帰って来ました。やっと大渋滞を抜けて着いたのはガンダン・テグチンレン寺院です。楼門をくぐって、お釈迦様やよく分からない仏像が並ぶ参道を通って観音堂に向かいます。この寺院はチベット仏教の総本山的なお寺で、特に眼病にご利益があるそうでたくさんの人が参拝しています。民族服を着たかわいい子もお参りしていて、外国人にも人気です。

ガンダン・テグチンレン寺院門


お釈迦様

何という仏様でしょうか?

ボクも民族服を着てお参り

観音堂へ

2019年6月25日火曜日

モンゴル紀行(18)ウランバートルへ③ 弓

 相撲の次に弓の実演も見ました。弓は日本の弓より短いですが、木と動物の骨や角などを張り合わせて威力を高めています。子どもとその母親らしい女性が実際に的に向かって弓を射て見せてくれました。弓を射る時の子どもの真剣な表情が印象的でした。なかなか迫力がありました。元寇の時はこんな弓で攻めて来たのでしょう。
弓を射る子ども


弓を射る女性

一緒に射る

地面に置いてある的を狙う

実演してくれた子ども

2019年6月24日月曜日

モンゴル紀行(17)ウランバートルへ② モンゴル相撲

ウランバートルに帰る途中のツーリストキャンプでモンゴル相撲を見せていただきました。初めに試合を始める前の儀式のようなものから始まり、いろいろな技を見せてもらった後、本気で一番取ってもらいました。強い選手は朝青龍にそっくりです。小さい子がやる気を見せて参加していました。未来の横綱候補でしょう。
モンゴル相撲を始める儀式


色々な技の実演

豪快な投げ技

朝青龍!?

僕も一人前(未来の横綱!)



2019年6月23日日曜日

モンゴル紀行(16)ウランバートルへ①

 ゲルでの宿泊2日目の朝を迎えました。曇っていて朝焼けは見られませんでしたが、雲の間から朝日が差して川を照らしきれいでした。今日はウランバートルに帰ります。帰り道に相撲や弓の実演を見る計画です。帰る途中羊やヤギの集団が車の行く手を遮ります。モンゴルでは動物優先です。早速車をおりて撮影。次に出会ったのは移動中の遊牧民が休憩している所。ここでも写真を撮らせて頂きました。大サービスで馬に乗ってポーズを取ってくれました。今度は草原にコンドルの親子が見えました。そうっと近づいて写真を撮りました。
雲の間から朝日が差す

羊やヤギの移動で道が塞がれる

移動中の遊牧民

馬上の遊牧民

草原にコンドルがいた

2019年6月22日土曜日

モンゴル紀行(15)小高い山

 小高い山に登り、夕日に染まるモンゴルの草原を撮ります。山の斜面にはたくさんのヤギや羊が草を食んでいます。ゴツゴツした岩の急斜面を用心して登ります。頂上は大きな岩があり荒涼とした雰囲気です。石を積み上げたものがあります。オボーという神聖な場所で、神様(精霊)が下りて来る場所だそうです。石を三個積み、オボーの周りを時計周りに三回廻ると願いが叶うそうです。日本の道祖神のようなもので、モンゴルの人々は青い布を供え旅の安全を祈ったりするそうなので、私も今回の旅行の無事を祈りました。日が暮れてきました。草原を蛇行する川の写真を撮りました。
羊とヤギの群れ

岩がゴツゴツした山道を上る

荒涼とし雰囲気の山の頂上

オボー(精霊が下りて来る神聖な場所)

草原の中を蛇行する川

2019年6月21日金曜日

モンゴル紀行(14)ゲルの生活

 遊牧民のゲルを訪ね、日常生活を見せていただきました。バター茶で接待を受けた後、いろいろな話を聞くことが出来ました。現在はゲルに住んでも生活に必要なものは揃っています。ソーラー発電をしてテレビも洗濯機もあるし、スマホは必需品です。馬も飼っていますが、バイクも持っています。自動車を持っている人もいます。スマホが無いときは都会の学校に行っていた子どもが夏休みに帰省したところ、ゲルが移動していてどこに行ったか分からず困ったと言うような話もあるそうです。そうです、私の生活にはスマホは必要ないので持っていないということに気づきました。仏壇の上には大切なものが吊ってあります。息子が柔道の大会で獲得した大切なメダルを見せてくれました。モンゴルでは柔道が盛んです。遊牧民は訪問客が大好きで、留守中勝手にゲルに入って飲食してもいいのだそうです。
遊牧民のゲル(バイクやパラボナアンテナ、ソーラー発電パネルがある)

テレビ

洗濯機

食器棚

開閉できる天井、中央に仏壇、箪笥、写真額、大切なものが吊るされている


スマホは必需品

息子が柔道で獲得したメダル
遊牧民は訪問客大歓迎