2017年9月30日土曜日

カンボジア シェムリアップ撮影紀行(6) アンコール・トム③ バイヨン

 アンコール・トムのバイヨン前ではシンハ像とナーガの像がそろって迎えてくれました。日本で狛犬になっているライオンはここカンボジアではシンハ像としてバイヨンを守っています。参道脇では釈迦の涅槃像があります。バイヨンは仏教とヒンドゥー教が混在しています。入り口には美しいデバター(女神)のレリーフが迎えてくれました。柱にも面白い動きのアブサラスが彫られていました。
 
バイヨン前のシンハ像とナーガの像

釈迦の涅槃像

バイヨン入り口


入り口のデバターのレリーフをガイドさんに説明していただく

美しいデバター(女神)のレリーフ

柱に彫られた面白い動きのアブサラスのレリーフ

2017年9月29日金曜日

カンボジア シェムリアップ撮影紀行(5) アンコール・トム② 南大門

 南大門を通ってアンコール・トムの内部に入ります。南大門の上では大きな四面仏が迎えてくれます。象に続いて南大門をくぐります。門の中を見上げると高い空洞のようになっています。いよいよアンコール・トムの内部に入りました。目の前に現れたのは中心寺院のバイヨンです。たくさんの観光客が訪れています。
アンコール・トム南大門に向かう

南大門の上では四面仏が迎えてくれる

南大門をくぐってアンコール・トム内に入る象

南大門内部上部

南大門内側

中心寺院のバイヨンにはたくさんの観光客が訪れている

2017年9月28日木曜日

カンボジア シェムリアップ撮影紀行(4) アンコール・トム①

 9月22日 2日目の朝。シェムリアップ市内は雨。残念に思っていると朝食を済ませ、バスに乗り込むころには雨が上がっていました。今日は先ずアンコール・トムに行きます。アンコール・トムはアンコール王朝の最盛期に築かれた城塞都市遺跡です。アンコール・トムへの入場前に入場パスを買います。これから堀に架かっている橋を渡ってアンコール・トムに入ります。象に乗って行く人やトゥクトゥクや車で行く人もあり、そうとう交通量が多いので注意して歩きます。橋まで来ると、橋の親柱が7つの頭の蛇になっています。右側はその蛇の胴体を阿修羅が厳しい表情で引っ張っています。左側は穏やかな表情の神がやはり蛇の胴体を引っ張っています。ガイドさんに訊くとこれはナーガの欄干で「乳海撹拌」というヒンドゥー教の天地創造の神話をモチーフとしているようです。


22日朝 シェムリアップ市内は雨

アンコール・トム前の発券所で入場パスを買う

象に乗ってアンコールトムに向かう人もいる

堀に架かった橋を渡る(親柱が7つの頭の蛇になっている)

蛇の胴体を厳しい表情の阿修羅が引く

反対の欄干は穏やかな表情の神が蛇の胴体を引っ張っている

2017年9月27日水曜日

カンボジア シェムリアップ撮影紀行(3) 夜の遊園地

 ホテルに荷物を置き、夜だけ開く仮設の遊園地があるというので、トゥクトゥクに乗って出かけることにしました。トゥクトゥクはバイクに荷台を付けた乗り物です。4人乗りで少し狭いのですが、窓がなく走ると風が入って気持ちがいいです。仮設遊園地は先ほど降った雨でぬかるんでいますが、たくさんの人がバイクに乗って集まってきます。バイクに乗るには免許はいらず、何人乗ってもいいそうで、3人、4人、5人と乗れるだけ乗っています。遊園地は夜店や屋台も出てお祭り状態です。みんな楽しそうです。

トゥクトゥクに乗って夜の遊園地へ

広場に夜だけ仮設遊園地が開かれる

夜店も出てお祭りのよう

焼き鳥屋も大繁盛


バイクに乗ってお客がどんどん集まる(バイクの免許はいらない・何人乗ってもも良い)

遊具で楽しく過ごす

2017年9月26日火曜日

カンボジア シェムリアップ撮影紀行(2)

 先ずシェムリアップ市内のレストランで夕食。メニューはカンボジアの伝統料理クメール料理。アンコールビールで無事到着を祝して乾杯。魚のすり身を揚げた料理やしょうが入りの豚肉野菜炒め風のクメール料理は全く辛くなく、くせもなく薄味でおいしい。名前は教えてもらったが覚えていない。ホテルに入るとロビーでは伝統楽器のロニアット・アエック(竹の木琴)の演奏で出迎え。このホテルで3連泊してシェムリアップの遺跡等の撮影をする。


アンコールビールで乾杯

クメール料理(魚のすり身を揚げたもの)

しょうが入りの豚肉野菜炒め

ホテルでは伝統楽器ロニアット・アエック(竹の木琴)の演奏で出迎え


2017年9月25日月曜日

カンボジア シェムリアップ撮影紀行(1)

 9月21日~25日までカンボジアシェムリアップを訪ねました。今回は写真撮影のツアーで、アンコールワットを初めとする遺跡群や人々の生活の様子等を撮影します。昼前に関西空港からベトナムのハノイ空港に行き、そこで乗り継ぎカンボジアのシェムリアップ空港に向かいます。ハノイ空港ターミナルビルは新しくきれいな建物でした。カンボジアは雨期で飛行機から見下ろすとシェムリアップ空港辺りは水浸しです。トンレサップ湖でしょうか。シェムリアップ空港に着陸しました。歩いてターミナルビルに向かいます。先ほどまで雨が降っていたようですが、飛行機から降りた時には止んでいました。
ハノイ空港でシェムリアップ空港行に乗り継ぐ

新しいハノイ空港ターミナルビル

飛行機から見下ろすと雨期のカンボジアシェムリアップ辺りはすっかり水浸し

夕方雨が降った後のシェムリアップ空港に着く

2017年9月20日水曜日

京都を訪ねて(16) 方広寺鐘楼・耳塚

 豊国神社の隣にある方広寺に行きました。鐘楼があり、大きな梵鐘が吊られています。大阪冬の陣のきっかけとなった鐘銘事件のいわくつきの鐘です。「国家安康」「君臣豊楽」の文字が刻まれています。国の重要文化財に指定されています。その下に銅の溶けたようなものや鉄の輪のようなものが置いてあります。これは方広寺の大仏殿や大仏の遺物のようです。方広寺から道を隔てたところに耳塚(鼻塚)があります。これは秀吉の文禄・慶長の役のとき戦功のしるしである首級の代わりに朝鮮軍民の耳や鼻を削いで持ち帰ったものを埋め、供養の儀がもたれた地のようです。当時の戦のむごたらしさが実感できました。遠く日本に耳や鼻を持ってこられた朝鮮の人たちの無念の思いが伝わってきました。
方広寺鐘楼
「国家安康」「君臣豊楽」の文字が刻まれている。

方広寺梵鐘(大阪冬の陣のきっかけとなった鐘銘事件のいわくつきの鐘)

方広寺遺物

耳塚(鼻塚)

2017年9月19日火曜日

京都を訪ねて(15) 豊国神社

 京都国立博物館の隣にある豊国神社と方広寺に行きました。豊国神社の鳥居は現在工事中のようです。立派な国宝の唐門は伏見城の遺構のようです。唐門脇にはひょうたんが植えられ、唐門にはひょうたん型の絵馬がたくさんかけられていました。唐門から拝殿と本殿を見ましたが、境内はかなり広いです。この地はかつて方広寺大仏殿が建っていた場所です。
豊国神社・方広寺の大きな石垣

豊国神社の鳥居は工事中

豊国神社唐門(国宝 伏見城の遺構)


唐門の脇にはひょうたんが植えられている

唐門にはたくさんのひょうたん絵馬がかけられている

唐門から見える拝殿と本殿

2017年9月18日月曜日

京都を訪ねて(14) 京都国立博物館

 9月1日京都国立博物館に行きました。京都は何回も訪ねたのに、たまたま休館だったり、時間がなかったりして入れなかったので今回初めてです。明治28年に建てられたレンガ造りの明治古都館がありますが、特別展覧会の時以外は閉館しています。がラス張りの平成知新館に入ります。特集展示として京都水族館連携企画で「京博すいぞくかん」と題して美術の中にすむ水の生き物を集めています。また大政奉還150年を記念して鳥羽伏見の戦いの特集展示をしていました。じっくり見てまわり気が付くと3時間も経っていました。
京都国立博物館正門

明治古都館(明治28年建築 重要文化財)


平成知新館(平成25年に建てられた)


庭の噴水

2017年9月17日日曜日

京都を訪ねて(13) 大徳寺納豆・一乗寺辺り

 大徳寺を出ると大徳寺納豆の店が目についた。日頃食べている納豆とは違うようなので、店の人に尋ねてみると、出来たばかりの納豆を見せながらその歴史や製造工程を詳しく説明してくださいました。大徳寺には一休さんが伝えたといわれています。お坊さんがタンパク質を摂るために大豆を発酵させた食べ物だということです。早速買って帰り食べてみると塩辛いけれどなかなか味わい深い味がしました。金閣寺、大徳寺を巡り、少し時間があるので左京区一乗寺辺りを散策しました。曼殊院へ向かう道脇になにやら石碑が建っています。忠成公隠棲の地と書いてあります。近くに居られた人に云われをきいても知らないとのこと。家に帰って調べてみると忠成公とは三条実万のことで安政の大獄で落飾謹慎に処せられこの地に隠棲していたようです。更に坂を上って行くと葉山馬頭観音と書いた石柱が建っています。気になって行ってみると、土砂崩れの為囲いがしてあり、入れなくなっていますが、何やら古そうなお堂が建っています。このお堂も帰って調べてみるとこの寺は一燈寺ともいい、後水尾天皇の皇女元瑤禅尼が葉山観音を信仰し整備したようです。その麓に「梅田雲浜先生舊蹟」と書かれた石碑が建っています。梅田雲浜といえば、安政の大獄で捕えられ亡くなった尊王攘夷派の志士。梅田雲浜はこの葉山観音の堂守小屋に住んでいたことがあるようです。流石に京都。少し歩くだけで、史跡にぶつかります。


出来たばかりの大徳寺納豆

大徳寺納豆の製造工程

忠成公隠棲の地碑

葉山馬頭観音の石柱

葉山馬頭観音(土砂崩れの為立ち入り禁止)

梅田雲浜先生舊蹟碑