2015年6月30日火曜日

広島市空鞘稲生神社夏越祭(1)

 6月29日、空鞘稲生神社夏越祭に行きました。夏越祭は半年分のケガレを落とし、この後の半年の健康と厄除けを祈願する行事です。空鞘稲生神社では茅の輪くぐりがあります。人形(ひとがた)に名前と年齢を書き、体をよく撫でて、3度息を吹きかけ、それを持って、8の字に3度茅の輪をくぐり神社にお参りします。巫女さんがお祓いをして団扇をくださいます。人形を脇の箱に入れます。
空鞘稲生神社夏越祭ポスター

夕方露店も出て参拝者が集まる

参道に茅の輪が設置されている

人形(ひとがた)に名前と年齢を書いて体を撫で、三度息を吹きかけ災厄を祓う

茅の輪を8の字に回り神社にお参りする

2015年6月29日月曜日

東広島市志和町志和堀 戦前にタイムスリップ

 志和堀には茅葺の家だけでなく古い時報塔が建っています。これは大正11年在郷軍人会志和堀分会が定時励行を目的として建てたもので、鐘は旧志和堀村出身のアメリカ在住者が寄贈されたものだそうです。側面に「定時励行」「時八金」「時間節約」の標語が掲げられています。現在も鐘の上部にサイレンが取り付けられ、時を告げる塔として機能しているそうです。時報塔、千代の春酒造のレンガの煙突、茅葺の民家の写真をセピア色にしてみると、戦前にタイムスリップします。
 大正11年在郷軍人会志和堀分会により建てられた時報塔(東広島市登録文化財・現在もサイレンが取り付けられ、時を告げている)

千代の春酒造のレンガの煙突

茅葺の民家

2015年6月28日日曜日

東広島市志和町志和堀の茅葺民家を訪ねて(2)

 茅葺の家の近くでのんびり散策中の猫の写真を撮ったりしながら、志和堀地区を歩いていると茅葺屋根の修理をしている大きな家の前にきました。丁度休憩中の屋根葺き職人さんにお話を聞くことができました。職人さんは少なくなっているけれど父親の技術を受け継いでがんばっておられるということでした。お願いして仕事の様子を撮らせていただきました。茅葺屋根が少なくなってきていることを残念に思っていましたが、こうして技術を受け継いでがんばっておられる若い方がおられることをうれしく思いました。
猫ものんびり散策中

茅葺の大きな家は丁度屋根の修理中

全面的に葺き替えるのではなく表面の痛んだ部分を修理する工事

使用するカヤ


茅葺職人さんはお父さんから技術を受け継いでがんばっておられるという。

2015年6月27日土曜日

東広島市志和町志和堀の茅葺民家を訪ねて(1)

 日にちは前後しますが、6月13日に茅葺民家が多く残っている東広島市志和町志和堀に行ってみました。なるほどたくさん残っており、懐かしい風景写真を撮ることができました。
志和堀茅葺民家①

志和堀茅葺民家②

志和堀茅葺民家③

志和堀茅葺民家④

2015年6月26日金曜日

島根県 琴引山登山(5)

 よく整備された登山道を気持ちよく下ります。渓流の音がして、弦の清水という小さな滝を通ります。途中ウリノキの花やギンバイソウのつぼみなどを見ながら下りていると、十畳岩がありました。琴引フォレストパークスキー場に着きました。ゲレンデは一面プラスチックのようなものが敷き詰められていて、ふわふわして歩きにくいです。冬にはスキー客でにぎわうことでしょう。そういえば長い間スキーをしていません。雪が降るのを待ってスキー場に通っていたころを懐かしく思い出しました。雨も降らず全員無事に下山できたことに感謝!


弦の清水

ウリノキの花

ギンバイソウのつぼみ

十畳岩

スキー場に下りる(ゲレンデの上は歩きにくい)

スキー場から琴引山を見上げる

2015年6月25日木曜日

島根県 琴引山登山(4)

 昼食を終え下山します。下山道はスキー場の方に下りるコースです。途中琴弾山神社に参拝しました。この神社の建立時期は、はっきりしませんが安永年間(1770年頃)の記録が存在するものでは一番古いそうです。御祭神は大国主命・伊邪那美神の二柱です。社殿はそれほど大きくはありませんが、唐様の様式を取り入れ、組物の彫刻も素晴らしく、狛犬も取り付けられています。参道の石段は巨岩が真っ二つに割られたように並ぶ隙間を通っています。古代はこの巨岩そのものが神として祀られたものでしょう。
琴弾山神社(建立された時期ははっきりしないがかなり古いらしい)

琴弾山神社(御祭神は大国主命・伊邪那美神)

唐様の様式が見られる(組物の彫刻が素晴らしく阿吽の狛犬も取り付けられている)

神社前の巨岩が真っ二つに割られたように並ぶ隙間を通る参道の石段

2015年6月24日水曜日

島根県 琴引山登山(3)

 巨岩からツルアジサイがたくさん垂れ下がっています。その上に社が見えます。琴弾山神社です。ここには下山時にお参りすることにし、頂上に急ぎます。頂上に着きました。三角点があり、ケルンがあります。先に登ったグループの方が「さっきマムシがこの中に逃げ込みましたよ」と教えてくださいました。マムシの棲家になっているのかも知れません。みんなケルンに近づかないよう注意して、景色を眺めました。三瓶山も目の前に見えます。頂上は日陰も無くマムシもいて危険なので、頂上から少し下がったところにある広場で弁当を食べました。この広場には建物の礎石のようなものもあります。寺院が建っていた場所でしょうか。
大岩からツルアジサイが垂れ下がっている

大岩の上に建つ琴弾山神社

頂上三角点とケルン(1014m)ケルンの中にはマムシが棲んでいる!要注意!!

頂上からの眺め(三瓶山が見える)

頂上から少し下がった所にある広場で昼食

2015年6月23日火曜日

島根県 琴引山登山(2)

 昨夜の雨で登山道は湿って滑りやすい場所もあります。岩の窪みを通るところもあり、そこには滑り落ちないようにロープが張ってあります。ロープをしっかり持って注意して通ります。急な坂道を息を切らしながら登っていきます。あまりゆとりはありませんが、花を咲かせている山野草は気になります。ちょっと立ち止まって写真を撮ります。小さい花でなかなかピントが合いません。高度が増してくるとブナ林になってきます。山頂に近づいてくると大岩が見えてきました。この辺の岩窟に大国主命の琴があったと言われており、それで琴引山という名前がついたそうです。
ロープを持って滑り落ちないよう気を付けて通る

急な坂道を息を切らしながら登る

ツルアリドオシ

ブナ林になる

ミズタラビコ

大岩 このあたりに大国主命の琴があった?

2015年6月22日月曜日

島根県 琴引山登山(1)

 6月21日、朝方まで降っていた雨も上がったので、山の仲間と島根県飯南町の琴引山に登りました。琴引山は1014m、出雲風土記にも記述があり、古代から祖神の霊の去来する山として信仰を集めた山です。登山道入口には木の鳥居がありました。草が道を塞ぎ、本当にここから登れるのか不安になりましたが、鳥居をくぐって少し登ると草は無くなり、安心しました。途中倒木をまたいで通らなければならない所もありましたが、道脇にはいろいろな山野草が咲く気持ちの良い山道になりました。


琴引山登山道入り口

登山道(倒木をまたぐ)

ウツボグサ

ショウマ

イワガラミ

2015年6月21日日曜日

山口市 瑠璃光寺の五重塔

 山口市内でもう一か所瑠璃光寺に立ち寄りました。瑠璃光寺は五重塔が有名です。応仁の乱で戦死した大内義弘の菩提を弔うため、弟の盛見が建立を計画し、嘉吉2年(1442年)に完成したもので国宝に指定されています。この五重塔は安国寺恵瓊が広島の不動院に移築する計画があったと言われています。関ケ原の戦いで毛利氏が敗れたため、その計画は帳消しになったということです。とても均整のとれた美しい塔なのでいろいろな角度から撮ってみました。境内にはアジサイ、池にはスイレンが美しく咲いていました。
瑠璃光寺五重塔

屋根裏が美しい

瑠璃光寺本堂への石段から

境内にはアジサイが咲いていた

池には美しいスイレンが咲いていた

2015年6月20日土曜日

山口市 菜香亭

 萩往還を歩く前に山口市の菜香亭と瑠璃光寺に立ち寄りました。料亭「菜香亭」は明治10年頃創業され平成8年閉業した、歴代総理大臣や各界の著名人が集う山口の迎賓館でした。大広間には来訪した著名人が残した扁額がたくさん掲げられていました。それぞれNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に登場している俳優さんの写真が添えてあるので分かり易いのですが、木戸孝允などはどうしても桂小五郎役の東山紀之のイメージとダブってしまいます。現在の建物は山口市の観光と大内文化まちづくりの拠点施設として移築復元したものです。
菜香亭玄関

大広間(菜香亭を訪れた歴代首相など著名人の書が掲げられている)

三条実美の書「快作楽」(床の間の上に掲げられている)

 木戸孝允の書「清如水平如衡」(「花燃ゆ」配役が紹介されているので、どうしても東山紀之とイメージがダブってしまう)

中庭