2025年2月22日土曜日

東海道五十三次白須賀宿から見附宿まで歩く(1)潮見坂~元宿

 少し日にちを遡りますが2月7日から9日まで、東海道五十三次白須賀宿から見附宿まで歩きました。スタートは前回1月のゴール地点のおんやど白須賀です。潮見坂を下ると、目の前に遠州灘が現れました。歌川広重の版画そっくりです。広重はこの辺りから見た景色を描いたのかも知れないと思いながら歩きました。途中街道から少し外れてうないの松を見ました。文明8年(1476)駿河国守護今川義忠を葬った上に植えられた松だそうです。現在は枯れて切り株だけになっていますが、新しい松が植えられていました。再び街道に戻って麓まで下りると元宿です。当初、白須賀宿は潮見坂下の、この元宿にあったのですが、宝永4年(1707)の大地震と津波で壊滅的な被害を受け、坂上の現在地に移転したのだそうです。蔵法寺があります。この寺には承応3年(1654)遠州灘で漁師の網にかかった潮見観音が祀られています。宝永4年の大地震の時、丁度白須賀宿に止まっていた岡山藩主の池田綱政の夢にこの観音が現れ、大地震があることをお告げで知らされ、早立ちし難から逃れたということです。
                おんやど白須賀
               
 潮見坂を下る
                 うないの松の切株
                   
蔵法寺
                白須賀宿マップ

 

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