歴史さんぽ
2016年1月16日土曜日
尾道市因島を訪ねて(3) 熊箇原八幡神社の子連れ狛犬
熊箇原八幡神社に着きました。大きな神社です。オー!立派な子連れ玉乗り尾道型狛犬がいました。彫りも細かく、子狛の動きも生き生きしています。文久2年(1862年)に奉納されたようです。文久2年というと生麦事件や坂下門外の変が起こるなど、幕末の日本が騒然としていた時期です。こんな時どのような思いでこんな立派な狛犬が奉納されたのでしょうか。この狛犬たちを見ていると子育ての極意を伝えているように思えます。親狛はどちらも優しく子狛をだっこしています。親狛が口を開けていると、子狛は口を閉じています。親狛が口を閉じていると、子狛が口を開けています。夫婦が口を開けて自己主張しあえばケンカになります。どちらかが発言しているときは、相手はだまってその言い分に耳を傾ける。子どもが思いを伝えようとしているときは先ず、親は途中で自分の意見をはさまず、最後まで聞く。大事なことは親はしっかり言い聞かせる。子どもはだまって聞く。こんな阿吽の呼吸で子育てできるといいですね。
熊箇原八幡神社子連れ狛犬阿形①
熊箇原八幡神社子連れ狛犬阿形②
熊箇原八幡神社子連れ狛犬吽形①
熊箇原八幡神社子連れ狛犬吽形②
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