2018年7月31日火曜日

佐渡を訪ねて(8) 妙宣寺② 五重塔

 妙宣寺の五重塔は新潟県内に唯一現存する五重塔で国の重要文化財に指定されています。日光東照宮の五重塔を模して相川の長坂茂三衛門と金蔵の親子二代によって文政8年(1825年)に建立されたそうです。四天柱と心柱を貫でつなぐなどの工夫により、これまでの地震や強風にも倒れず悠々と建っているということです。よく見ると初層は隅木下の持送りの龍頭の彫刻で二層は雲の彫刻になっていたり、軒は五層だけ扇垂木になっているなど見どころいっぱいの塔です。佐渡の大工の力でこれまで素晴らしい塔を建てることができたということから、佐渡の大工の技術力の高さに驚きました。
妙宣寺五重塔(国の重要文化財)


度重なるにも倒れなかった

初層の隅木下の持送りの龍頭の彫刻が素晴らしい

二層めは雲の彫刻

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