歴史さんぽ
2019年4月22日月曜日
岩国行波の神舞を見る(2)
古式ゆかしい、緩やかな舞が続き、4時過ぎいよいよ「八関」が始まります。この演目は神殿から案内、先払い、繰り出し、八奉吏、八鬼神の順番に舞出て、最後に松登りが行われます。松は25mもあります。この松に慎重に登っていく白装束の青年を人々は固唾を飲んで見守ります。てっぺんに着くと三光という赤白黄の丸い輪の紙を破ります。これは五穀豊穣、民安穏、厄疫退散を祈願して三光を燃やすことを表しているのでしょう。そして松葉を折り投げ下ろします。この松葉にはご利益があるといわれています。それが終わると神殿に向けて張られているロープを伝っております。途中両手を離して宙吊りとなります。相当体力を使うようで、最後の力を振り絞って下りて来て、大役を果たした青年に観客から暖かい拍手が送られました。パンフレットが欲しくて少し寄付しただけなのに、第39回開催記念のお神酒までいただき恐縮しました。
八関(八鬼神の舞)
松登りを行う青年が白装束で高さ25mの松に向かう
人々が見守る中少しずつ松に登って行く
三光を燃やし(破り)松葉を折り投げおろす(松葉にはご利益がある)
ロープを伝って下りる(途中で手を離し逆さにぶら下がる)
最後の力を振り絞る
大役を無事果たし、観客から暖かい拍手が送られる中を退場する
第39回開催記念のお神酒「岩国行波神舞」
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