歴史さんぽ
2015年3月4日水曜日
宮島を訪ねて(1) 大鳥居(1)
3月1日久しぶりに宮島に行きました。今回はおおのの風の企画「新・みやじま紀行2014宮島の大鳥居ものがたり」に参加するためです。宮島を訪れ、先ず出会う大鳥居ですが詳しいことは何も知りません。午前中は元県立広島大学教授松井輝昭先生の「大鳥居の移り変わりと人々の想い」と題しての講話を聞き、大変勉強になりました。この特徴的な朱色の鳥居ですが、江戸時代後期には色は付けてなかったそうです。それ以前は着色はされていてもベンガラで現在のような朱の鳥居になったのは明治44年の大修理以降のようです。また海に浸かる部分は腐食するので修理しなければなりませんが、大きな楠が手に入りにくいので、根継ぎの手法で修理してあります。干潮時に根元を見ると、継ぎ目がよく分かります。笠木の西には月が東には太陽がはめ込まれていますが、これも教えていただくまで気が付きませんでした。見ているようで見えていないものですね。
宮島の大鳥居(高さ16、8m 奈良の大仏とほぼ同じ高さ)
大きな楠の用材が手に入らないため根継ぎという手法で修理してある
西側には月
東側には太陽
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