歴史さんぽ
2016年2月15日月曜日
尾道市向島を訪ねて(9) 岩子島 阿弥陀寺
常夜燈の前でさて、これからどちらの方向に進んだらよいかと地図を広げていると、車が止まって中から声を掛けてくださる方がある。見ると先ほど道を教えてくださった方です。「歩くのは大変だから、車で案内しましょう。」と親切な言葉!心配して車で追いかけてくださったようです。「厳島神社に行く前にこの島の見所を案内しましょう」と、願ってもない申し出!せっかくの好意なので有難くお願いすることにしました。細い山道を登って先ず案内していただいたのは阿弥陀寺です。寛永15年(1638年)にはすでにこの地にあり、地域の住民の厚い信仰心で発展してきた寺だそうです。境内には県指定天然記念物の樹高16mもあるビャクシンの巨木や立派な十三重石塔がありました。近くに尼子義久の家臣三阪知光の墓がありました。三阪知光とその一族は尼子氏が滅亡して40年流浪の後、天正9年(1581年)この地に移り住み、素野を開拓して農民となり、一族の内で婚姻して戸数を増やしてきたという伝説があるそうです。
阿弥陀寺
阿弥陀寺のビャクシン(県指定天然記念物)樹高16m
十三重石塔
尼子義久家臣 三阪知光の墓
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