歴史さんぽ
2016年3月21日月曜日
三輪山登山・大和三山を訪ねて(10) 耳成山口神社
耳成山山頂から耳成山口神社を通って下山しました。耳成山口神社の拝殿には嘉永7年(1854)に奉納された算額が掲げられていました。このような和算の算額奉納の風習が明治以降の洋算の導入を容易にし日本の近代化が目覚ましく発展したことにつながるそうです。今回はいろいろな神社を回りましたが狛犬が少ないなと思って参道を見ると、いました、いました、それも子連れです。吽形の親狛の前肢に子狛がしがみついている微笑ましいものです。阿形は玉を甲に乗せています。狛犬も嘉永7年(1854)に奉納されたもののようです。1854年といえば日米和親条約が結ばれたり、各地で大地震が発生したりした年で、日本中が騒然としていた時期です。この時期に微笑ましい狛犬が奉納されたということから当時の人々の気持ちが何となく伝わってくるような気がします。
耳成山口神社
算額が奉納されていた
狛犬吽形(玉を前足の甲に乗せている)
吽形は子連れ(子狛は前肢にしがみついている)
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