歴史さんぽ
2017年2月8日水曜日
安佐北区三田 中郡古道を歩く(2)葉タバコ乾燥庫・石畳道
中郡古道は毛利輝元が1589年広島城築城にあたり、吉田郡山城から広島まで、人の往来や資材の運搬のために普請した道です。舗装された中郡古道を少し歩くと、道脇に崩れかけた葉タバコ乾燥庫が建っていました。この辺りはかつて葉タバコの栽培が盛んだったようです。葉タバコ栽培農家で育った私はタバコの葉を畑でとり、乾燥庫に運び、乾燥庫の中に吊るす作業を一日でしなければならないので、家族総出で朝早くから、夜遅くまでやったことを懐かしく思い出します。舗装道路をしばらく進むと中郡古道は山の中に入って行き、ぬかるんだ道になりました。道の脇には獣防護柵が張ってあります。鹿やイノシシが居て、田や畑を荒らすので困るそうです。中山峠にくると石畳になっています。坂道では石が敷いてないと土が流れてしまうため石が敷かれているようです。雨のため滑りやすくなっているので、用心して歩きます。石畳がよく残っている所で写真を撮りました。
崩れかけた葉タバコ乾燥庫
中郡古道は山の中に入ってきた(道の脇には獣の防護柵が張ってある)
坂は石畳になっている(滑らないよう気を付けて歩く)
石畳がよく残っている
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