歴史さんぽ
2015年5月11日月曜日
備後護国神社
福山城天守閣の北に備後護国神社があります。この神社はかつては阿部神社でした。この神社にも狛犬がいました。奉納時期は分かりませんが阿形は耳が垂れ、巻き毛ですが、吽形は角があり、耳がピンと立っていて直毛です。境内には安産祈願の石像、阿部正弘公の石像がありました。安産祈願の像は最近護国神社で安産祈願をする人が増えたため、設置されたようです。なでると安産できるようです。また阿部正弘は、幕末に幕府の老中として開国するなど大きな力を発揮したことで有名ですが、誠之館を建てるなど教育にも力を入れた藩主であったことから、この石像の下の穴を潜ると入学や就職試験に合格できるということです。石段下にはたくさんの慰霊碑がありました。碑文を読むと戦地で戦闘や爆撃によって亡くなったばかりでなく、島で孤立無援状態となり飢えや病気で亡くなったり、シベリヤ抑留で亡くなるなど戦地の悲惨な様子が書かれています。どんなにか生きて本土の土を踏みたかったことでしょう。二度とこのような戦争を繰り返してはならないという思いを一層強くしました。
備後護国神社(旧阿部神社)への石段
備後護国神社社殿
狛犬(阿形)
狛犬(吽形)
安産祈願の石像
阿部正弘公石像(石像の下の穴を潜ると入学や就職試験に合格するとか)
石段下の慰霊碑
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