2017年11月2日木曜日

愛媛県内子町・宇和島市紀行(2) 内子町② 上芳我邸①

 ベンガラで塗られた出格子、美しいなまこ壁、屋根の鬼瓦の上の帆掛け船をかたどった鳥衾が印象的な家の前に来ました。上芳我邸です。重要文化財に指定されています。現在は木蠟資料館になっています。主屋の背後の釜場には木蠟の生産方法や生産用具などを展示してありました。江戸時代に独自の晒し技術を開発し品質の良い木蠟を生産し、海外にも輸出され大きな利益を上げたようです。木蠟はろうそくの原料になる位のことしか知らなかったのですが、びんつけ油、口紅などの化粧品や医薬品、クレヨンなどの文房具、光沢剤など幅広く利用されたということです。
上芳我邸(木蠟資料館)

鬼瓦の上の帆掛け船型の鳥衾


主屋側面(二階建 なまこ壁が美しい)

釜場(木蠟生産用具などが展示されている)


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